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メゾン マルジェラ黒ボトル復刻!2024年の3つの香りレビュー

 

こんにちは。Mr.Fragrance(@MrFragrance_jp)です。

僕は現在、某国内香水メーカーに勤めているのですが、その前は香水の小売店に勤めており、そこでマルジェラの香水も取り扱っていました。

 

もちろん今回復活したブラックのボトルも取り扱っていて、個性際立つ尖った香りが大好きでした。そんなブラックボトルシリーズも廃盤になって早4年が経ちましたが、なんと2024年9月26日に復刻販売されることが決定しました。

 

今回復活するのは、3つの香り。

それぞれ「ソウル オブ ザ フォレスト」「フライング」「ダンシング オン ザ ムーン」

価格はそれぞれ100ml 31,680円。

レイジーサンデーモーニングなどの通常ラインは、100ml 23,540円なので、約8000円ほど高い価格設定になっています。

 

注目なのは、今回の復刻に留まらず今後さらにラインナップを拡大していく予定だということ。実は、元々のラインナップには「アクロスサンズ」と「ウィキッドラブ」という2つ復刻されていない香りがあるので、今後の展開はそれからになるのかな。

 

まず、今回の黒いボトルのシリーズと通常ラインの透明ボトルのシリーズにどんな違いがあるのかについて、細かく見ていこうと思います。

レプリカ オードパルファン シリーズについて

※以前YouTubeで紹介したマッチャメディテーション

マルジェラの香水は、テーマ設定が細かく決められているのも魅力のひとつで、通常ラインには大きく4つのテーマが設定されています。

  1. Originally(香りのテーマ)
  2. Provenance and Period(着想元の場所と西暦)
  3. Fragrance Description(何の香りかの説明)
  4. Style Description(性別)

今回復刻した黒いボトルのシリーズはこちら


出典:https://www.maisonmargiela-fragrances.eu/

  1. Originally(香りのテーマ)
  2. Provenance and Period(着想元の場所と西暦)

 

オードパルファンシリーズは”夢や幻想”をテーマにしているということで、上記2点の記載がなくなりDreamに変わっています。

また、ラベルが布からエンボス感のあるシールラベルに、あとは見ての通り、ボトル各所のカラーがブラックに変更されています。

 

香りについては、通常ラインは比較的万人受けする香りが多く、あまり香水に馴染みがない方にも受け入れられる香りが多いのに対して、ブラックボトルのシリーズは尖った香りが多く、最近流行りのニッチ香水の雰囲気を備えています。そのため個性を演出したい方にはもってこいの香りだと思います。

 

それでは、今回発売されるそれぞれの香りを紹介していきます。

 

メゾン マルジェラ ソウル オブ ザ フォレスト オードパルファム|Maison Margiela Soul Of The Forest Eau de Parfum

出典:https://www.maisonmargiela-fragrances.eu/

トップ:ピメントベリー、ブラックカラントの蕾
ミドル:シスタス(ラブダナム)コンクリート、サップアコード、バルサムモミ
ラスト:インセンスオイル、アトラスシダー

 

この香りは僕が一番好きな香りでした。

今回復刻してくれるということで、この香りがまた買えるようになることが一番嬉しかった。

ソウルオブザフォレストのテーマは“幻の古代樹”の香り

香りは、シダーのウッディベースの香りなのですが、ブラックカラント(カシス)のフルーティさも感じます。

森林の奥地を彷徨っているかのような湿度や苔の香りを連想させるような、重すぎず深みを感じられる絶妙なバランスの香りです。

 

メゾン マルジェラ フライング オードパルファム|Maison Margiela Flying Eau de Parfum

出典:https://www.maisonmargiela-fragrances.eu/

トップ:ベルガモット、フラワーアブソリュート
ミドル:アーモンドフラワー、ビガラード、イランイラン、ネロリ
ラスト:ホワイトムスク、モス、エアリアルアコード

 

二つ目は、フライング。おそらく廃盤になる前、黒ボトルのシリーズではこの香りが一番人気だったと思います。

テーマは、“オゾンの雲の香り”。

鮮やかな気球が描かれたパッケージが印象的で、柑橘やネロリなど爽やかな香りがメインですが、奥にアーモンド甘さがありただ甘いだけではない重曹的なシトラスの香りに感じました。香りも長持ち。

おそらく一番万人受けするのはこの作品。

 

メゾン マルジェラ ダンシング オン ザ ムーン オードパルファム|Maison Margiela Flying Eau de Parfum

出典:https://www.maisonmargiela-fragrances.eu/

トップ:アルデヒドノート、ムーンフラワー
ミドル:アイリスアコード、ジャスミンサンバック、フランジパニツリー
ラスト:カシュメラン、アンバーグリスアコード、ムスク

 

ダンシング オン ザ ムーンのテーマは、、“月の粉の香り”

香りは、フローラルを中心とした女性的で甘い香りです。

石鹸の香りとして知られるアルデヒドに、華やかなジャスミンサンバック(ジャスミンティーに用いられる)の香り、プルメリアの花の香りがトロピカルなフルーティ感を少し加えています。

濃厚で女性的なパウダリーな要素を持った香調で、ちょっとノスタルジックな雰囲気も感じました。

 

まとめ

出典:https://www.maisonmargiela-fragrances.eu/

 

今回はマルジェラから、黒ボトルの復活について取り上げてみましたがいかがでしたでしょうか。

マルジェラの通常ラインは、所謂ファッションフレグランスとして不動の地位を確立してきましたが、香水好きには刺さる確率が低い作品ばかりでした。

 

しかし、最近日本でもニッチフレグランスと言われるような、少し個性的な香りも受け入れられてきている中で、尖った香りの多い黒ボトルのシリーズの復活はとても良いタイミングなのではないでしょうか。

 

マルジェラの通常のレプリカシリーズに物足りなさを感じていて、もう少し個性のある香りが使いたいという方におすすめの作品です。

先行販売:9/19(木)〜メゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランスストア

 

9/26(木)以降は、メゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス ストア(表参道・キャットストリート)、渋谷スクランブルスクエア 3階、松屋銀座 1階、ルミネ池袋店 B1階、ニュウマン横浜 2階、名古屋ラシック 1階、ZOZOCOSMEでそれぞれ取扱が開始します。

 

記事について分からないことや香水について知りたいことなどありましたら是非 X(@MrFragrance_jp)または、コメント欄にリプライを送って下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

2 COMMENTS

もも〜

はじめまして。まだ復刻、再編集されている状態ではないので断言はできないと思いますが、ダンシングオンザムーンは10代後半の男性がつけてても不自然ではないでしょうか?購入を考えてるのでアドバイスいただけると助かります。

返信する
Mr fragrance

はじめまして!個人的に女性的な印象を受けますが、10代後半の男性がつけても全く不自然ではないと思いますよ。香りは個人の好みが大切なので、自分が好きな香りを選ぶことが一番です。自分らしい香りを楽しんでください!

返信する

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