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本物の金木犀に一番近いおすすめ香水はこちら|自腹購入で徹底比較してみた

 

こんにちは。Mr.Fragrance(@MrFragrance_jp)です。

いよいよ秋が近づいてきましたが、香りの衣替えの準備は出来ていますでしょうか?

秋と言えば金木犀の香り。

僕も以前、金木犀の香りをYouTubeで紹介したのですが、結局みなさんが一番知りたがっているのは「結局どの香りが一番金木犀の香りに近いのか」ということ。

 

 

実際市場にある金木犀をテーマにした香水は、”本物の金木犀の香りに出来るだけ近づける”というアプローチで作られているものばかりではないので、今回は、あの”どこからともなく漂ってくる本物の金木犀の香りに近い香りを調査する”というテーマで五つ星評価で香水を紹介してみます。

 

まず大前提として金木犀の香りってどんな香りなの?

 

金木犀は沈丁花、梔子(クチナシ)と並ぶ三大香木に数えられる、良い香りを放つ花木のことです。

秋になると、風に乗って香りが漂ってくるので、金木犀の香りで秋の訪れを感じているという方も多いと思います。

ちょっと専門的な話になりますが、金木犀の香りはフルーティーな要素が多いと言われており、その理由は「β-イオノン」「γ-デカラクトン」という桃やベリーのような甘さをもつ成分を含有していることに由来します。

 

また、「金木犀に近い香水を作るなら、金木犀の天然香料だけで作ればいいじゃん」と思う方もいらっしゃると思いますが、金木犀は香料を抽出する過程で、生花の香りと雰囲気の違う香りになるため、金木犀に近い香りをつくるには人間の調香技術が必要になります

それも踏まえて、街に漂う”あの金木犀の香り”に一番近い香水を探そうというのが今回の試みです。

 

それでは、早速自腹購入してきた香水から5つ星評価で紹介していきます。

 

エントリーナンバー1 生活の木 金木犀ロールオンフレグランス6ml  ★★★☆☆

※現在はシンプルなパッケージにリニューアルされています。

 

まずは知名度No.1、エッセンシャルオイルなどを主に扱う、生活の木のキンモクセイロールオンフレグランスです。

実は、試す前一番期待していた商品でした。

 

実際に嗅いでみると、金木犀の雰囲気は確かに感じるものの、金木犀特有のフルーティーさが力不足に感じました。

また、オイルの香りを感じるため(溶媒のせい?)、嗅ぎたてはこれかも!と思いつつも、よくよく嗅いでいくとなんか違うなといった感想を持ちました。

 

ちょっと奥にレザーっぽい香りがして、これが天然の金木犀エッセンシャルオイルの影響なのか、金木犀の花に鼻をうずめるとこんな香りがするのかなと。漂ってくる金木犀の香りとは印象が違ったので星三評価にしました。

 

エントリーナンバー2 武蔵野ワークス ★★★☆☆

 

こちらは、日本の香水メーカー武蔵野ワークスさんの金木犀の香水です。

こちらも金木犀の香りをしっかり感じつつも、こちらは逆にフルーティーさ、その中でも酸味が強い気がしました。

 

アプリコットや桃のような酸味に、ちょっとシャンプーのようなムスクっぽい香りが印象的でした。

香水として纏うにはこれくらいの方が使いやすいかも。リアル金木犀の評価としては星3でした。

金木犀2015[ Kinmokusei ]

 

エントリーナンバー3 パルファンサトリ ソネット ★★★★☆

 

こちらの香りは、今まで僕が金木犀の香水として幾度となく紹介してきた、金木犀をテーマにした香り。

香り自体の上質感や、和のブランドイメージも相まって、日本の秋の風物詩としての金木犀の魅力に没入させてくれる素晴らしい作品です。

 

香水としておすすめするならこの香りがNo.1であることに今も変わりはありません。

ですが、やはりリアルさを究極まで追い求めると、こちらもフルーティーさやグリーンな香りがわずかに強く、漂ってくる金木犀の香りを考えると纏う香りとして綺麗に作られすぎているかもしれません。

ソネット -SONNET-

 

エントリーナンバー4  ルクヴォン アクアマジェスタエ ★★☆☆☆

 

この香りは、元エルメスの専属調香師のジャンクロードエレナ氏が監修しているブランドの、金木犀の庭園をイメージした香り。

桃のようにほんのり甘い金木犀が印象的で、ラストはシダーのウッディ調の香りがメインになります。

こちらも香水としては、本当に良い香りなのですが、トップのシトラス感やシダーのウッディな香りが強くリアル金木犀にはほど遠く。。星二評価とさせて頂きました。

 

 

エントリーナンバー5  ザ ディファレントカンパニー オスマンチュス ★★☆☆☆

 

こちらは、贅沢なフレグランスを作るというテーマで作られたブランド、ザディファレントカンパニーの金木犀の香り。

その名の通り、250mlあたりなんと20キロもの金木犀の花を使用して香りが作られます。

 

香りを嗅いでみると、確かに金木犀のフルーティーさは誇張されておらず生花に近いのですが、こちらもレザーのような香りが多く含まれており天然の香料としての金木犀の香りが強すぎるように感じました。

あの風に乗って漂ってくる香りには程遠いということで、星2評価をつけさせて頂きました。

ザ ディファレント カンパニー オスマンチュス

 

エントリーナンバー6 舞妓夢コロン 金木犀 ★★★★☆

 

金木犀の香水といえばこれだろ。と思っていたみなさん、お待たせしました。

ちゃんとこちらも購入しております。

長年金木犀の香りとして親しまれている香りで、なんとAmazonレビューの数は驚異の8000件越え。

 

実際に香りを嗅いでみると、確かに漂ってくるリアル金木犀の香りがします。

コロンなので持続力はないものの、つけたて一瞬の香りはまさに金木犀そのものです。

 

しかしながら、感動は一瞬で過ぎ去ります。

ですが、今回舞妓夢コロンを越えるリアルな金木犀の香りに出会ったので、紹介していきます。

 

エントリーナンバー7 アンドエクラ キンモクセイ ★★★★★

 

この香りを初めて嗅いだ時、これだと確信しました。

アンドエクラはティーンの女性をターゲットにしたコスメブランドで、正直下調べ段階ではあまり期待はしてなかったのですが嗅いだ瞬間衝撃が走りました。

 

肌に鼻を近づけるより、つけたところから離れたところから嗅ぐとより金木犀の香りをリアルに感じられると思います。

なおかつ驚きなのが、価格でなんと15mlと小さめのボトルですが1650円というプチプラ価格で販売されているので、ぜひお試しあれ。

 

結論、本物に近い金木犀の香水は、アンドエクラの金木犀を買っておけば間違いないです。

 

まとめ

 

今回は、金木犀の香りに近い香水を調査してみましたがいかがでしたでしょうか。

お分かりいただけたと思うのですが、価格が高い=金木犀の香りに近いという訳ではないということ。

また、金木犀の天然香料をたくさん使えば金木犀の香りに近づくというわけでもないので、本当に調香技術が成せる神業だと思います。

 

みなさんもこれこそ金木犀の香りに近い香水だという商品を知っていたら、ぜひコメントで教えてください!

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

記事について分からないことや香水について知りたいことなどありましたら是非Twitter(@MrFragrance_jp)または、コメント欄にリプライを送って下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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