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こんにちは。Mr.Fragrance(@MrFragrance_jp)です。
僕には高い香水を購入する時には、譲れない拘りが3つあります。
ひとつ目は、香りが作られた世界観への共感、拘りを感じるパッケージ、香りの完成度。
この3要素が揃わないと中々ボトル購入には至りません。
ラルチザンパフュームは、そんな僕のように拘りを持って香水を選びたい方にトキメキを与えてくれる貴重な香水ブランドです。
今回はこのラルチザンパフュームのおすすめを5つを紹介していこうと思います。
まずはラルチザンパフュームを知らないという方のためにブランド説明をしてみます。
L’Artisan Parfumeur(ラルチザンパフューム)とは
ラルチザンパフュームは1976年に創業されたフランス語で「香りの職人」の意味を持つ香水のメゾンブランドです。
香水のメゾンブランドとしてはとても有名で、香水好きな人は一度は聞いたことがあると言っても過言ではないくらいの知名度があります。
最近はメゾンブランドとかニッチ香水と呼ばれる拘りを多く持った香水が注目を浴び始めていますが、そのきっかけをつくってきたブランドとも言われています。
日本でも著名な調香師のジャン・クロード・エレナさんも以前ラルチザンパフュームで活躍されていました。
最近は以前のゴージャスでカラフルだったボトルのほとんどが黒っぽいシックな色に大幅にリニューアルされたことも話題になりました。
ではいよいよランキングを紹介していきます。
No.5 L’Artisan Parfumeur SUR L’HERBE Eau de Cologne/ラルチザンパフューム シュールエルブ オーデコロン
出典:L’Artisan Parfumeur
トップ:レモン、ベルガモット
ミドル:グリーンノート、ネロリ
ラスト:ホワイトムスク、アンバーウッド
調香師:ファブリス・ペレグリン(Fabrice Pellegrin)
シュールエルブは2017年に発売された新しい作品で、ラルチザンパフュームが表現した「草上の昼食」。
春を感じさせるような軽やかな香りで、クセも少なく使いやすいです。
新作として紹介されていた当時、デパートで試香させていただいて第一印象から好感を持ちました。
最初はレモンやベルガモット、ネロリなどがメインですが、あまり柑橘系の香りには寄っていなくて葉っぱのようなグリーンノートを強く感じます。
オーデコロンということもあってか終始どっしりと香ることはありませんが、中盤あたりから爽やかな香りがウッディ調に落ち着いてきます。
肌の乗せするとアンバーウッドやホワイトムスクも半ばから結構香ってきて中性的だった香りから男性的な香りに変化してくるように感じました。
個人的にはトップの爽やかな香りよりも、中盤辺りからの落ち着いたウッディ調でホワイトムスクの清潔感も感じる香りが気に入りました。
是非海外製の柔軟剤や安くてキツめの香水を使っている20代の男性にはこんな香りを使ってほしいなと思います。
No.4 L’Artisan Parfumeur L’Eau de L’Artisan Eau de Cologne/ラルチザンパフューム ロードラルチザン オーデコロン
出典:L’Artisan Parfumeur
トップ:バジル、レモン、バーベナ、マジョラム、ミント
ミドル:ジャスミン、マリンノート
ラスト:ウッド、オークモス、ヘイ
調香師:オリビア・ジャコベッティ(Olivia Giacobetti)
ロードラルチザンは日本語で「ラルチザンの水」を意味します。
この香りは最初は好きではなかったけど後々好きになっていってフルボトルまで購入した香水で、僕の中では印象深い香りの一つです。
最初小分けで試した時の第一印象は、ちょっと水っぽい感じとか、バジルやミントのスッとするグリーンの香調とかで正直味気ないという印象が強かったのを覚えています。
でも何度もかいでいる内に気になってくるというか、自然と手が伸びている結構僕にとってはクセになる香りでした。
これを作り出しているのが水っぽさかなと思います。
これが個人的にはツボで作り込まれている中にも抜け感というか、香料をゴテゴテに詰め込み過ぎてない感じがして複雑な香水を纏って鼻が疲れたなと感じるときに、さらっとロードラルチザンを纏ったりしています。
香調からだと男性的な感じもしますが、透明感も持ち合わせた香りなのでフォーマルな格好で女性が纏うのもカッコいいなと思います。
※現在は EDT から EDC へ変更になっています。
No.3 L’Artisan Parfumeur Premier Figuier Eau de Toilette/ラルチザンパフューム プルミエフィグエ オードトワレ
出典:L’Artisan Parfumeur
トップ:イチジクの葉、ピーチ、ハリエニシダ
ミドル:ドライフルーツ、アーモンドミルク、イチジクの実
ラスト:ココナッツミルク、サンダルウッド、松葉、イチジクの木
調香師:オリビア・ジャコベッティ(Olivia Giacobetti)
3位はプルミエフィグエです。実はこの作品は世界で初めて調香されたいちじく香水です。
今でこそディプティックのフィロシコスやアクアディパルマのフィーコディアマルフィなど良いいちじくの香水が沢山ありますが、もしかするとプルミエフィグエが無かったら存在しなかったのかなと考えるととても偉大な作品だなと思います。
出典:fumerie parfumerie
この香りの調香師を務めたのはオリビア・ジャコベッティさんで、ディプティックのフィロシコスも彼女の調香した作品です。
最近ののいちじくの香りがする香水はお洒落で可愛らしい香りのイメージのが多いイメージですが、プルミエフィグエは果物の青臭さというか生っぽさも残っているような感じがします。
ミドルからはアーモンドミルクなどココナッツやドライフルーツの甘みも感じられて美味しそうな香りに変化してきます。
いちじくの香水は女性っぽいかなと感じる香りが多いですが、プルミエフィグエは男性にもおすすめしたいミルキーでほんのり甘い優しい香りです。
No.2 L’Artisan Parfumeur TIMBUKTU Eau de Toilette/ラルチザンパフューム タンブクトゥ オードトワレ
出典:L’Artisan Parfumeur
トップ:ピンクペッパー、カルダモン、グリーンマンゴー
ミドル:カロカロンデ、インセンス、パピルスウッド
ラスト:ベチバー、パチュリ、ミルラ、ベンゾイン
調香師:ベルトラン・ドゥショフール(ベルトラン・ドゥショフール)
タンブクトゥはラルチザンパフュームの中では代表的な香りの一つで、よくお寺の香り~とかお香の香り~に形容される香りです。
今回紹介しているラルチザンの香水の中では一番玄人好みと言いますか、ひとクセありますが一番クセになる完成度の高い作品なのではないかと思っています。
最初の香調はお香のようなスモーキーな香りがどっしりしていて、しばらくすると柔らかく変化してくると甘さを感じてきます。
これがただのお香の香りとかでは言い表せない魅力をもっていてマンゴーやドライフルーツ、カルダモンなどで複雑に構成されています。
複雑でありながら心地よく香る作品で、「キツい香水」といったイメージはありません。あくまで複雑だけど心地よい香りといった表現がしっくりきます。
好き嫌いが分かれる香りではありますが一度ハマると手放せない香りというイメージで、購入者にもリピーターが多いのではないかと予想します。
先日海外俳優さんが使っている香水を調べていてヒュー・ジャックマンさんがタンブクトゥを使っていることが判明し感動しました。
玄人好みとは言いましたが、ラルチザンパフュームの香水を試すにあたって外してほしくない香りでもあるので是非試して欲しい作品です。
No.1 L’Artisan Parfumeur Passage d’enfer Eau de Toilette/ラルチザンパフューム パッサージュダンフェ オードトワレ
出典:L’Artisan Parfumeur
主な香料:シダー、インセンス、ユリ
調香師:オリビア・ジャコベッティ(Olivia Giacobetti)
パッサージュダンフェはフランス語で何と「地獄通り」という名前。
名前の由来はフランスに実在するパッサージュダンフェ(地獄通り)という通りの名前です。
以前ラルチザンパフュームの本社があった場所なのだそうで、そこから名付けられたみたいです。
名前から連想するとついつい猛烈にスパイシーな香りなんかを想像してしまいそうですが、香りは一転して心地よいウッディ調の香りです。
ウッディな香りといっても巷に溢れているメンズ香水にありがちなどぎついウッディでは無くて、有名所でいうとディプティックのタムダオのような優しいウッディ。
香調はお香のような少しスモーキーさと、あまり主張はしてきませんが、ユリの花の少しのホワイトフローラルが特徴的です。
ずっとスーハーしていたくなるような心地良い香りで、ラルチザンの中でもクセが少なく使いやすい香りです。
初めてラルチザンの香水を買おうとお考えの方には是非試して頂きたい作品で、僕が一番好きなラルチザンの香りです。
まとめ
今回は僕の個人的に良いと思うラルチザンパフュームの香水を5つ紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
ラルチザンパフュームは一般的なファッションフレグランスに比べると好みが分かれる香りが多い半面で、特徴があるものが多いので強く惹かれる香りが沢山あります。
ボトルチェンジ後に香りも変わってしまったという世間の声もあってボトルチェンジ前の香りを知らないので何とも言えませんが、僕は今のラルチザンの香りも好きです。
最近はラルチザンらしくない軽やかな香りが出てきたことに驚いたりしましたが、今後も注目してサーチしていこうと思っています。
記事について分からないことや香水について知りたいことなどありましたら是非Twitter(@MrFragrance_jp)
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わたくしも香水にはこだわっていて、貴方様の様な、趣味の良い通のアドバイスを戴ければ幸いと思い、メール失礼します。
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わたくしが初めて買ったのは〈ゲラン〉の《サムサラ》パルファム、それと、〈キャロン〉の《ナルシス・ノワール》が双璧で、わたくしの永遠の香水です。
男性ぽいものも多用しており、〈シャネル〉の《エゴイスト》、〈サンローラン〉の《オピウム(男女共)》、〈イル・プロフーモ〉の《オテロ》、〈ル・クヴォン・デ・ミニム〉の《ヴァルパライソ》などが大好きです。
日本人好みの軽くて可愛い香りではなく、重くゴージャスで官能的な、オリエンタル系の、ウッディー、シプレ、モッシー、アンバリーなどのノートが好きで、フローラルなら濃密な華やかなものを好みます。
百貨店の香水売り場のお姉さんでは物足りず、あちこちで聞いても今一つピンと来なくて…(´ー`)
ほんと、おヒマが有ったら、お返事くださいませm(__)m
香奈枝さんはじめまして!
1ヶ月近くもお待たせしてしまいまして申し訳ございませんでした。
というのも僕自身あまりゴージャスなオリエンタル系の香りを求めて試すということが、ほとんど無いため情報量が不足していると感じて返信出来ずにいました。
現在気になられている〈ペンハリガン〉〈ラルチザン・パフューム〉〈セルジュ・ルタンス〉につきまして、少し僕の中でおすすめしたいなと思う香りが集まってきましたので、
ご参考までにお伝えしたいなと思います。
まずペンハリガンのマラバーです。
重くはありませんが、紅茶のティーノートにアンバーやナツメグ、カルダモンのコクのある甘みが特徴で、軽やかながらもリッチでロマンティックな香りが楽しめます。
2つ目はラルチザンのティーフォーツーです。
こちらも紅茶の香りがメインの香りです。
こちらはティーノートですが、ありがちな軽やかなタッチではなくタバコやシナモンが混じり温かみを感じる香りで香りの変化も中々面白いです。
ベースノートにハニーやバニラも香り、複雑ながらも穏やかな甘さを残して消えていく香りがとても素敵です。
素人ながら香りの完成度として非常に高いのではないかなと関心した香りでした。
セルジュ・ルタンスは僕自身にあまり好みの香りが少なく、廃盤になってしまいましたサマジェステラローズは中々いいと思いますが、面白い香りとしてロルフェリンをおすすめいたします。
可愛い香りより男性ぽいものもお好みとのことで、バルサミックでスモーキーなロルフェリンをぜひ一度お試し頂きたいと思いました。
僕自身非常に不思議な魅力を持った香りに感じて、神秘的で冷たい香りがします。
僕の好みも含まれているため、香奈枝さんにぴったり合うかは分かりませんが良いと思ったものを一つずつ挙げてみました。
ぜひ機会がありましたら、試されてみてください。