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こんにちは。Mr.Fragrance(@MrFragrance_jp)です。
今回はペンハリガンの特別なラインであるポートレートコレクションをレビューをしていこうと思います。
1870年創業の老舗香水ブランドであるペンハリガンが、2016年に新シリーズとして発売開始した高級ラインです。
ペンハリガンのポートレートシリーズはその高価な価格設定にも関わらず人気を博しており、当初4種類から始まりましたが、現在日本未発売の作品も含めると17種類まで種類を増やしています。
僕もロマン溢れる強烈なビジュアルに引き寄せられ、少しずつ小分け香水を買って試していました。
海外の量り売りサイトも利用したりして、つい先日フルボトルの購入に至ったので今回レビューしていこうと思います。
ハロッズの限定品を除いた全てのポートレートシリーズを試しました。
まず僕が感じたポートレートシリーズの魅了を紹介してみます。
ポートレートシリーズの魅力
①個性的なストーリー
ポートレートシリーズの魅力のひとつに独特のストーリー性にあります。
最近では香水の香りのみの印象だけではなく、凝った背景や物語を用意するブランドが増えています。
ペンハリガンのポートレートシリーズもその流れを汲んだような作品作りとなっています。
テーマはイギリスの上流階級。
面白いのが、英国貴族の表向きのキラキラとしたイメージではなく裏のドロドロした人間関係をリアルに描いていること。
ポートレート(肖像)ということで、それぞれの香りが一人のひと(登場人物)に見立てられており、性格や立場などが香りで表現されています。
しかもそれぞれが相互に関係を持っていたりします。例えば、親子だったり、はたまた愛人関係だったり..(相関図もあります)
そのため高価格にも関わらずポートレートシリーズでいくつも集める方もいるほどの収集家もいます。
ボトルデザイン
出典:penhaligons.com
特徴的なボトルデザインも魅力のひとつです。
このジョージのボトルを初めて見た時はボトルデザインだけ見て欲しいと思いました。
ペンハリガンの香水は、丸い球がついたキャップに蝶ネクタイがトレードマークですが、ポートレートシリーズはひと味違います。
動物を模したキャップは真鍮を削り出して作られており、ずっしりと重くボトル本体のガラスも通常ラインのものより分厚く重厚感のある作りとなっています。
更には箱も大きく豪華で、通常ラインのペンハリガンの香水と比べると一回り、ふた回りくらい大きく華やかな作りとなっています。
鮮やかで印象に残るイラストはアーティストのクリスティヤーナ・S.ウィリアムズさんとのコラボなのだそう。
香り
もちろん一番の魅力は香りで、それぞれ個性があって面白いです。
また17種類まで増えたことで、軽めの香りから重たい香りまでそれぞれのニーズに合わせた香りが見つかりやすくなったと思います。
個人的に全く違った方向性なのにそれぞれに違った色気を感じるような気がして、そこもいいなと思っています。
皆さんにもぜひ全種類試して頂きたいところですが、お店が遠くて試せないとかもあると思うので、僕が良かったと思った香りを参考までに紹介しようと思います。
では早速紹介していきます。
僕がおすすめするペンハリガン ポートレートの香り5選
ザ コヴェテッド デュシェス ローズ(誰からも愛されるローズ公爵夫人)
出典:PENHALIGON’S
作品を最初に試したのは、2018年に発売されたこのセントライブラリーでした。
ポートレートシリーズでも最も万人受けする香りの一つでローズの香りが好きな僕も一瞬で魅せられました。
ぱっと嗅いだ感じでは可愛らしいローズ香ですが、ちょっと石鹸っぽいムスク調のウッディノートがしっかりと香ります。
可愛さもあり、女性的な色っぽさも感じる香りです。
バラの香りの香水が好きな方にはぜひ一度お試し頂きたいです。
調香師(作者)はクリストフ・レイノーで世界的大ベストセラーとなったパコラバンヌワンミリオンの作者でもあります。
誰かに摘み取られるのを待っている若い公爵夫人を表現した香りとのこと。
クリストフ・レイノーの他の作品にはランコムのラニュイトレゾアなどがあり、色っぽい香り作りが得意なのかもしれません。
ザ トラジェディ オブ ロード ジョージ(ジョージ卿の悲劇)
出典:PENHALIGON’S
ジョージもセントライブラリーで初めて試しました。
この香りは第一印象はちょっとクセがあるなというイメージでした。
何かと考えて調べてみると、ジョージにはブランデーとシェービングソープがノートに入っています。
スーパーとかの市販品ではなく格式のある床屋をイメージする、ブラシでもこもこにするやつ。
出典:manface
そういえばペンハリガンは元々男性の高級美容院が始まりのブランドだったのを思い出し妙に納得しました。
リッチなおじさま感、良く言うとダンディなイメージの香りで一家の主人であるジョージ卿に相応しい香りだと思います。
調香師はデパートの香水売り場の約半分の香水を作ったと言われるアルベルト・モリヤスさん。
個人的に彼自信にもよく似合いそうだと思いました。どんな方か知りたい方はアルベルト・モリヤスさんぜひ調べてみてください!
ザ ブレイジング ミスター サム(情熱的なアメリカ人ミスターサム)
出典:PENHALIGON’S
この作品もぜひたくさんの人に試して欲しいと思った香りです。
後述するデュークもそうですが、男性的な色気と個性を感じる香りで、購入の最終候補まで残った香りのひとつです。
トップのスッキリした香りから一変、ミドルノートになると温かみを感じる野生的な香りが出てきて、甘いバニラとシナモンの背後にタバコのスモーキーな香りがアクセントのように交じり合います。
香りの構成の割に不思議と重たさは感じないのですが、甘くて何かねっとりしているというか、ちょっと独特であまり嗅いだことがない香りだなと感じました。
男性的で、独特の艶感があって面白い香りだと感じました。クセになる人が多そうな予感。
こちらの作品の調香師もクリストフ・レイノーでローズ公爵夫人と同じ調香師さんの作品です。
サムとローズ公爵夫人は、同じ調香師の作品で、更に物語には2人の関係を匂わせる記載があります。
この辺も面白いなと思いました。
マッチ アド アバウト ザ デューク(お騒がせネルソン公爵)
出典:PENHALIGON’S
デュークはトップから気に入った作品で、同じペンハリガンのジュニパースリングに共通する、シャキッとしたジンの香りからはじまり次第にレザーやウッディ調の香りに変化してきます。
個人的にミドルの最初は苦いオレンジのような香りがして、フレデリックマルのビガラードコンサントレという香りに通づるものを感じました。
ミドルに入ってしばらく経つと、つけて10分程度でちょっと野性味を感じる香りが出てきます。
変な匂いとかではないのですが、外国人の男性の体臭と表現された方がいて笑いましたw 確かにって。
煩雑な感想になりましたが、スッキリしていて男らしくちょっと野性味を感じるお洒落な香りとまとめます。
僕の2番目の候補の香りとなりました。
最後に僕が今回購入した香りを紹介します。
ローイング ラドクリフ(享楽的なラドクリフ)
悩みに悩んで購入した香りがこちら。
ローイング ラドクリフです!
最後判断の基準にしたのは、抽象的な表現ですが本能が求めた香りはどれかです。
今回使い勝手などは完全に無視して選びました。
トップこそスッキリしていますが、トムフォードのタバコバニラにも似てると言われているラドクリフは、冬にぴったりのちょっと重めの香り。
ミドルからの煙くしっかり香るタバコに、甘いお酒のラムとハニーのノートは組み合わせとバランスが最高で、嗅いだ瞬間にぐっときました。
あとミドルは特に甘さの煙たさの中に、生姜のようなピリッとする香りを感じます。
こんな感じの見た目の生姜を使った伝統的な洋菓子、ジンジャーブレッドの香りを表現したノートが入っているのだそうです。
僕は食べたことがないので香りのイメージが湧きませんが..
全体的な香りのイメージとしてミステリアスでエレガント。
ジョージ卿の隠し子という立ち位置である多面的なキャラクターを持つラドクリフの人物像を見事に映した香りです。
調香師は女性の調香師ダフネ・ブジェさん。
最終候補まで残ったデュークもこの方の作品で、他のブランドではルラボのローズ31などが彼女の作品です。
追加:2020年1月 なんとラドクリフの廃盤が決まったみたいです。まだ楽天などに在庫があるショップがあったので試したい方、欲しい方はお早めに。
まとめ
今回はペンハリガンのポートレートシリーズを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
これまでにたくさんのブランドのたくさんのラインを試してきましたが、シリーズ全てをじっくり試したのは自分でも珍しく強烈な魅力を持ったシリーズだなと思いました。
今後も新作発表を楽しみに待つことにします。また散財かな。
記事について分からないことや香水について知りたいことなどありましたら是非Twitter(@MrFragrance_jp)または、コメント欄にリプライを送って下さい。
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