20〜30代の方に多く見て頂いているこのブログですが、最近10代の方からあるブランドの質問を頂く機会がありました。
それが今回紹介するジェイセントになります。
僕自身以前気になってサンプルを取り寄せたことはありましたが、良い香りだなと思いつつ中々紹介することが出来ていませんでした。
先日お茶の香りの香水で、ジェイセントのほうじ茶を取り上げたことをきっかけに、また興味が再燃し今回フルボトルを購入に至ったので紹介してみようと思います。
いままでブランドについて詳しく調べたことはなかったので、自分も勉強しつつ皆様にもジェイセントの魅力をお伝え出来たら良いなと思っております。
それでは、まずジェイセントというブランドについて少し紹介してみます。
Contents
J-Scent(ジェイセント)とは
J-Scent(ジェイセント)は、有限会社ルズという香水のOEM生産をメインで行っている会社のオリジナルの香水ブランドになります。
香りを「和(あ)える」という日本的解釈で、和をコンセプトにつくられた香水ブランドとなっていて、日本の暮らしに溶け込んできた香りをテーマに香りづくりを行っています。
次に僕が考えるジェイセントの魅力を3つ紹介します。
ジェイセントの魅力1
ジェイセントは長年、香りのOEM生産を行い培ってきた技術をもとに、クリエーションから商品化までのすべてを行うことが出来るのが強みのひとつです。
僕が好きな日本ブランドの香水もルズさんが生産しているのを最近知って、個人的にも信頼と技術力は折り紙付きかなと思っています。
ジェイセントの魅力2 日本的なモチーフと香りづくり
『香水はもともと西洋のもの』であるという認識や歴史的背景から、日本ブランドでも西洋風に寄せてブランディングするメーカーが多くを占めていると思います。(もちろん悪いことではないです)
その中で和を意識した日本的なコンセプトやブランド作りが魅力的に映りました。
『力士』や『紙せっけん』『花見酒』など、昔から日本にある馴染み深い言葉が香りの名前になっていて、世界観が想像しやすくなっています。
ジェイセントの魅力3 入手の手軽さ
ジェイセントの香水は、入手の手軽さも魅力のひとつです。
珍しい入手困難な香水も魅力的ですが、手軽にクオリティの高い香りが手に入るというのも安心感があって良いなと考えています。
それは自社工場を持っていて、中間コストが抑えられるジェイセントの大きな強みではないかと思います。
蔦屋さんにも取扱いがあったりするので、気になる方はぜひ近くの蔦屋さんに取扱いがないか調べてみてください。
次に人気の香りと、僕のおすすめTOP5を紹介してみます。
人気の香りTOP5(2020年10月時点)
[参考データ:ルズ公式ホームページ]
No.1 和肌 / Yawahada
出典:J-Scent
和肌は、毎回人気ランキングの1位を獲得するほど人気の香りで、ジェイセントのベストセラーとなっています。
川端康成の『眠れる美女を』モチーフに作られた柔らかく懐かしさを感じるほの甘さは、年齢を問わず誰からも愛されるような香りとなっています。
和肌という名前がぴったり似合います。
No.2 恋雨 / Koiame
出典:J-Scent
恋雨は、フレッシュなシトラスから、フェミニンなフローラルへ変化する万人受けする香りになっています。
女性向けのシャンプーのような、そんな感じの香りに感じました。
No.3 沈香 / Agarwood
出典:J-Scent
この香りは、ジェイセントの中では比較的重たいウッディな香り。
ウッディなノートに、シナモンなどのスパイスが加わりモダンな印象に仕上げてあります。
No.4 うす紅 / Usubeni
出典:J-Scent
フルーティで甘いアプリコットの香りからフェミニンなフローラルへ移ろう、薄紅色の肌をイメージした香り。
トレンドの金木犀の香りも入っていて気に入る人が多いと思った香りのひとつです。
No.5 紙せっけん / Paper Soap
出典:J-Scent
アルデハイドという石鹸によく使われる香料が入っていて清潔感を感じつつ、フローラルが強めに香ります。
こちらもフェミニンで、包まれるように優しく穏やかな香りとなっています。
紙せっけんという名前のセンスがとてもいいなと思いました。
次に僕のおすすめの香りを5つ紹介します。
ジェイセントの個人的おすすめ5選
No.1 ほうじ茶 オードパルファン
先日ツイッターでほうじ茶の香りのひとつとして紹介して、今回購入したジェイセントのほうじ茶です。
ほうじ茶は、僕が始めてジェイセントのサンプルを入手したときにとても面白いと感じた香りで、ほうじ茶のそのままの香りというよりは
甘苦いほうじ茶ラテのような香りがします。
ボトルをほぼ1周するように貼られたラベルには香りの構成が記載されており、この辺は他のブランドには見ない仕様でした。
またスプレー部分も高品質で、1プッシュの量が海外ブランドのものと比較すると少なめなので、量調整を容易に行うことが出来ていいなと思っています。
ほうじ茶をモチーフにした香りはとても珍しいので、ぜひお試し頂きたい香りです。
No.2 沈香 オードパルファン
出典:J-Scent
沈香は、人気の香りTOP5にもランクインしているウッディな香りです。
僕自身ウッディな香りが好きで、たくさんのウッディ香水を試してきましたが、こちらの沈香は日本的な木の香りを思わせる少し甘い香り。
シナモンのアクセントもあり、日本的な雰囲気を残しつつモダンなウッディに仕上がっていて普段で使うならこの香りがいいなとい思いました。
No.3 木屑 オードパルファン
出典:J-Scent
木屑は嗅いだ瞬間に良い意味で木屑感を感じて思わず楽しくなりました。
僕はよくDIYで木を切ったり削ったりするのですが、、確かに木を削ったときに出る”あの香り”がします。
これはおがくずや、かんなくずをイメージして表現しているのだそう。
ですがもちろんそれだけの香りではなくバニラの甘みやムスクなどが香りに奥行きを与えてくれています。
甘みは、廃屋の木材から感じられる少し甘いにおいを表現しているのだそうで、きちんと香りの構成も感じ取ることが出来ます。
No.4 黒革 オードパルファン
出典:J-Scent
黒革はメゾン香水にある鞣しレザーのような香りではなく、使いやすくほどよくスモーキーで、レザーの香りが苦手な方にも使えるカッコいい香りになっています。
しばらく経つとバニラやアンバーなど甘い香りも出てきて落ち着きます。
No.5 力士 オードパルファン
出典:J-Scent
力士もタイトルのインパクトが凄くて試す前からとても気になっていた香りのひとつでした。
力士が髪を結う際に使う、びんつけ油の香りをイメージしていて、とてもアロマティックで良い香りがします。
ヘリオトロープの甘い香りが日本的な印象と相まり、懐かしさを感じる香り立ちとなっています。
まとめ
今回は日本の香水ブランドジェイセント [J-SCENT]の香水を紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
香水の製造から販売までを一貫して行えるルズさんならではの手頃な価格設定は、学生さんにも嬉しいポイントですよね。
また、独自の日本的な世界観も感じられて香水の間口を広げてくれるとても良いブランドだと思います。
あえてファッション一部としての香水ではなく、日本人の日常に溶け込む懐かしさを感じる香りづくりをされている印象で、純粋に香り自体を楽しむことが出来ます。
ひとつ欠点を挙げるとすると、香り自体の個性は控えめなので香り自体に個性を求める方には物足りなさもあるかもしれません。
ですがコンセプト自体は面白いのでぜひ香水が好きな方にもぜひお試し頂きたいと思っています。
記事について分からないことや香水について知りたいことなどありましたら是非Twitter(@MrFragrance_jp)または、コメント欄にリプライを送って下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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