エタリーブルドオランジェとは?代表作やブランドの魅力&私物を紹介

 

 

ETAT LIBRE D'ORANGE(エタリーブルドオランジェ)とは

 

エタリーブルドオランジェは、2006年フランスのパリで創業しました。

現代に溢れかえる大量生産された、ありきたりな香水文化からの脱却や、固定概念を覆すためにフランスの調香師エチェンヌ・ドゥ・スワール氏が立ち上げたブランドです。

 

香水好きの間では以前から話題に挙がったりすることもありましたが、2018年5月にノーズショップさんで取扱いが始まり、日本でも知名度が急上昇している注目のフレグランスブランドです。

先日創業者のエチェンヌ・ドゥ・スワール氏がノーズショップに招かれ、イベントが開かれたことがSNS上でも話題になっておりました。

 

エタリーブルドオランジェ立ち上げのきっかけは、創業者エチェンヌ・ドゥ・スワール氏の過去を振り返ると見えてきます。

 

エチェンヌ・ドゥ・スワール氏は、LVMHグループのジバンシィに勤務。

LVMHのトレンドコンサルタントとして、新しいコンセプトやアイデアを調香師やマーケティング担当に提案していましたが、なかなか認められず、”危険すぎる”と言われ、苛立っていました。

香水は伝統的な規律・制限が多く、顧客が何かが単純で簡単でないことを望むという前提に基づき、制作されていた業界に疑問を感じ、“ブランドのDNAに忠実でなければいけない”と、強く感じたエチェンヌ・ドゥ・スワール氏。

 

そうして彼は、かつての実在したオレンジ自由州、19世紀の南部アフリカの独立したボーア共和国から彼らの名前を取って、絶対的な自由と嗅覚の自由主義の飛び地を作りたいと目標を掲げました。

 

エチェンヌ・ドゥ・スワール氏は、

業界の規範を無視して業界に挑戦します。

と語っています。

 

一見変わった目を引くエタリーブルドオランジェのロゴは、彼の自由の象徴でもあります。

 

エタリーブルドオランジェの香水は、まずエチェンヌ・ドゥ・スワール氏が香水の物語を書き、調香師がその物語を解釈し創造するという流れで出来上がります。

 

これらの香水たちは2つの国際的に有名な香水研究所であるジボダン社とマンフィス社の研究所で天然の原料を使用して作られています。

 

ジボダン社とマンフィス社の想像力豊かで才能あふれる香水調香師とのコラボレーションと、エチェンヌ・ドゥ・スワールの創造的な精神の元、過激で挑発的な香水として始まったエタリーブルドオランジェ。

現在、世界20カ国の流通ネットワークとオンライン販売サイトでの販売も行っています。

 

続いてはエタリーブルドオランジェの代表的な作品を紹介します。

 

 

ETAT LIBRE D'ORANGE「LIKE THIS」

 

出典:Etat libre d'Orange公式

 

2011年フランスで開催されたFiFi賞において『スぺシャリスト賞』を獲得しているLIKE THISを代表的な作品として紹介します。

 

FiFi賞については下記記事で解説をしています。

香水のアカデミー賞 フランスのFiFi賞で快挙!エルメス 李氏の庭 レビュー

 

LIKE THISはイギリスの女優、ティルダ・スウィントンさんとコラボレーションした香水です。

 

出典:wikipedia

ティルダ・スウィントンさんは『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』で白の魔女を演じ、2007年公開の『フィクサー』でアカデミー助演女優賞と英国アカデミー賞 助演女優賞を獲得されている実力派女優さんです。

LIKE THISという名前は、彼女お気に入りのスーフィー詩人・ルミからきています。

 

トップノートは、メイプルシロップのようにとても甘く、続けてみかん、ネロリと生姜が混ざり、苦味が感じられ、かぼちゃの香りも引き継いでいきます。イモーテルの干し草っぽい感じもします。ムスクからジンジャーへとシフトし、ジンジャーウッディからクリーンムスクが続きます。

人によってはおばあちゃんの香りと感じる方もいるかもしれません。イモーテルとかぼちゃの香りや苦みと生姜のような辛さで複雑に構成されています。

 

女性用の香水となっていますが、個人的には男性にも使える印象の香りです。

 

 

続いてはエタリーブルドオランジェの特徴的なユニークな魅力を紹介します。

ETAT LIBRE D'ORANGEのユニークな魅力

 

 エタリーブルドオランジェの独立宣言(オレンジの自由国宣言)

 

エタリーブルドオランジェには「独立宣言」というものがあります。

”香水は死す!香水万歳!”の精神の元以下の宣言がなされています。

 

・ 1条   (香水は死んでいる、香水を長生きさせよう!…)
・ 2条 (芸術家の自由によると、香水のクリエイターは…)
・ 3条 (原材料の希少性を高める…)
・ 4条 (香りを重視して…)
・ 5条 (オレンジ自由国は提案の力を通して創造性を高めます。…)
・ 6条 Jasmin et Cigarette, Putain des Palaces, Je suis un Homme...

 

エタリーブルドオランジェの創業者、エチェンヌ・ドゥ・スワール氏が香水業界に革命を起こすため掲げた宣言です。

熱くてユニークなメッセージですね。

 

 挑戦的な香りの制作、香水業界のタブーへの挑戦

 

エタリーブルドオランジェは、すべてのタブーとマーケティングの制約から自由な領域へ常にチャレンジし続けています。

そして調香師は、あらゆる制約から解放された香水を自由に制作しています。

香水の名前には、セクシュアリティな面も隠さず表現されているので、少し過激な名前の作品があるのも特徴的です。

気になる方は以下リンクからチェックしてみて下さい。

エタリーブルドオランジェ公式

 

以下はエタリーブルドオランジェの世界観が少し分かる公式の動画です。

 

 

動画では、エチェンヌ・ドゥ・スワール氏が早朝のパリのモニュメントを回り、瓶にジュースを詰めていく様子が描かれています。エタリーブルドオランジェらしい独創的な世界観で思わず引き込まれます。

 

おすすめの私物紹介

 

僕が一番好きなエタリーブルドオランジェの香水ユーオアサムワン・ライク・ユーを紹介します。

香水の名前ユーオアサムワン・ライク・ユーは訳すと「あなたのような誰か」という意味で、一緒に香水作りを行った小説家の本の名前からきています。

 

一般的に香水はノートと呼ばれる香りの構成を公開しているのが一般的ですが、このユーオアサムワン・ライク・ユーの構成は非公開。

これにもこの香水だけの意味が込められており、それぞれの香りの集合体ではなく全体として楽しんでもらえるようにあえて公開していないそうです。

このユーオアサムワン・ライク・ユーもとても使いやすいですが魅力を感じる香りで、葉のようなグリーン調のえぐ味を持ちながら果物のようなフレッシュな甘みも感じます。

付けたところから離して嗅ぐと”皮がついたままの熟したマスカットをすり潰した香り”みたいだなと感じました。

いい香りですが、似ている香りがあまり思いつきません。

たくさん香水を嗅いでいく内に、明らかにクセの強い香り以外は大体似ている香水がいくつか思い浮かぶようになります。

ですが、ユーオアサムワン・ライク・ユーは一つも思い浮かぶ香りがなかったので、その辺も良いなと思いました。僕にとっての唯一無二の香りです。

しばらくするとえぐ味が消えホワイトムスクのようなやさしい色気のある香りに変わります。

 

また、この香水も賦香率(アルコールに対する香料の割合)が16%とパルファム並に高く設定されているので、爽やかな良い香りを長時間楽しむことが出来ます。

 

 

まとめ

 

今回はフレグランスメゾンの中でも異彩を放つブランド、エタリーブルドオランジェについて紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

ユニークな香水ブランドは沢山ありますが、ここまでキャラクターが濃いブランドはありそうであまりありません。

良質な香料を使っている。爽やかな香調の香りが多い。比較的良心的な価格設定。

特徴を挙げてみると日本のニーズにとてもマッチしていてもっと注目されてもいいブランドなのではないかなと感じました。

皆さんも是非エタリーブルドオランジェから自分だけの香りを見つけてみて下さい!

 

僕が度々利用させて頂いているZABEL BEAUTYさんでお得なディスカバリーセットが販売されているのでまとめて試したい方は是非。

僕の一押しのユーオアサムワン・ライク・ユーと、エルマンも入っています。

楽天に出店されていますが、海外のショップさんなので届くまで少し時間はかかりますがちゃんと届きますし、何よりすごく安いです。

2019/10/14 追記

ZABEL BEAUTYさんでお得なモダンクラシックス ディスカバリーセットの販売は終了しています。ぜひ再販して欲しいです。

 

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最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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